DETAILS

伝統的なゆかたの基本を変えずにATTACHMENTらしさをプラスすることがまず第一に考えたことです。ATTACHMENTの通常の服作りは、ブランドオリジナルの布を作成し、独自の服の考え方(カッティング、仕様など)に基づき服に落とし込みます。今回はゆかたということで、伝統的な素材やカッティングなどは変えずに、柄のバランスを中心に考えました。
一つはデジタルカモフラージュ柄をシワ加工の記事にプリントしたタイプ。もう一つは以前ATTACHMENTで展開したオリジナルノルディックジャガード柄のバランスを変えて、フラットな生地にプリントしたタイプを製作しました。デジタルカモフラージュは2014年秋冬のコレクションでも展開していますが、全く同じ柄を使わず、ゆかたのデジタルカモフラージュはデジタルらしいブロックをスミを垂らしたようなアナログな柄にアレンジしてデザインしました。
和服を着ることはほとんどありませんが、和服に用いられた布の織りや染色方法などの技法はとても好きで、特にブランド初期の頃はよく取り入れていましたね。今後のコレクションでも、今回ゆかたを製作させていただいたことでデザインの影響が出てくると思います。
私自信はデジタルカモフラージュの方を夏祭りや花火大会などで着たいと思っています。でもどちらも気に入っていますよ。